
「派遣社員として働きたいけど、何から始めればよいのかわからない……」と、お悩みではありませんか?
派遣就労の経験がないと、実際に働き始めるまでの流れはイメージしにくいですよね。
そこで本記事では、派遣で働く際に必要な“派遣登録”のやり方とともに、就業までの流れや、派遣会社を選ぶ際のポイントも解説します。
初めての派遣就労に対する不安を払拭できる内容になっていますので、ぜひご一読ください。
目次
派遣登録とは?
名前や年齢、職歴などの個人情報を派遣会社に登録することを、派遣登録といいます。
派遣社員として働くにあたって必要不可欠な手続きで、これを済まさないと、派遣会社から仕事を紹介してもらうことができません。
なお派遣登録は、各派遣会社に出向いて行うのが一般的です。
会社ごとに細かな違いはあるかもしれませんが、手続きの大まかな流れは共通しています。
次の項でホットスタッフの“登録会”を例に、派遣登録のやり方を解説します。
登録会でやること
ホットスタッフの登録会では、登録表に基本情報を記入していただいたのち、それをもとに担当者による面談を行います。
面談では1時間ほどかけて、以下のような内容をお伺いしていきます。
ホットスタッフの登録会でお伺いする内容
- これまでの職歴
- 希望の職種
- 希望の労働条件
- 不安やお悩み
“面談”と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、特段心配はいりません。
カウンセリング形式のカジュアルな面談で、みなさまの理想的な働き方を実現するためのお手伝いをさせていただきます。
関連記事:派遣登録に履歴書は必要?派遣期間の職歴の書き方も紹介
派遣登録から就業までの流れ

ホットスタッフの登録会を例に、派遣登録のやり方がわかったところで、続いては就業までの流れをご紹介します。
派遣登録を行ってから実際に就業するまでには、以下の手順を踏みます。
- 派遣登録
- 求人への応募・仕事の紹介
- 職場見学
- 雇用契約
- 就業
派遣登録が済んだら、派遣会社から条件に合う求人をいくつか紹介されるので、興味のある仕事に応募しましょう。
希望に合わない仕事を紹介された場合は、断っても問題ありません。
気になる求人に応募すると、次に職場見学の機会が設けられる場合があります。
必ず実施されるわけではないうえに、参加しなかったからといって不利益も生じませんが、勤務開始後のミスマッチを防ぐためには有効な手段といえます。
そこで「職場の雰囲気が自分に合っている」と感じたら、派遣会社と雇用契約を結びましょう。
ただし職場を見学したからといって、採用枠の関係で必ずしも採用されるとは限らない点にはご留意ください。
見事採用されれば、契約時に指定した日からその会社で働き始めることができます。
派遣登録で意識したいポイント

ここでは、派遣登録で失敗しないために押さえておきたい、3つのポイントをご紹介します。
初めての派遣登録を成功させられるように、それぞれ確認していきましょう。
遅刻・無断欠席しないように心がける
当然のことではありますが、派遣登録当日の遅刻や無断欠席は厳禁です。
派遣登録は、事前に電話やWeb上で予約してから参加するものです。
予約の時間を守れなければ、派遣会社の担当者から「派遣先でも同じようなことが起こるのでは?」と警戒されてしまうかもしれません。
そうなると、就業の意欲や実務のスキルが高かったとしても、仕事の紹介を後回しにされてしまう可能性があります。
やむを得ない理由で派遣登録への出席が困難になったときは、必ず派遣会社に連絡を入れてください。
適切な言葉遣いで話す
派遣登録の会場では、丁寧な言葉遣いを心がけたいところです。
希望する条件の仕事を紹介してもらうためには、スキルや資格もさることながら、社会人としてのマナーも身につけておく必要があります。
前述の遅刻や無断欠席と同様に、言葉遣いが荒いと、派遣会社の担当者に悪い印象を与えてしまいます。
もし敬語をうまく使えなかったとしても、担当者への第一印象を悪くしないように、ゆっくりハキハキと話すことが大切です。
正しい経歴を伝える
条件の良い仕事を紹介してもらいたいからといって、派遣会社の担当者に嘘の経歴を話してはなりません。
派遣会社は、求職者から申告された経歴やスキル、資格などをもとに、それに見合った仕事を紹介します。
「○○の資格をもっているからこそ、この派遣先を紹介したい」といった具合に、求職者のスキルを活かせる職場を提案してくれるわけです。
そのため、入社後に経歴詐称が発覚すれば当然、契約打ち切りのリスクがあります。
派遣先が通告すれば、派遣会社からも責任を問われるかもしれません。
派遣登録の際は、正しい経歴を担当者に伝えて、ご自身のスキルに相応しい仕事を紹介してもらいましょう。
派遣登録時の服装

派遣登録に関して、「現地にはどんな格好で行けばよいのでしょうか?」という質問をよく受けます。
結論からお伝えすると、派遣会社からの指定が特にない限りは普段着で構いません。
多くの派遣会社は、派遣登録時の服装について「私服OK」「服装自由」などとしています。
当然、スーツやオフィスカジュアルでも問題ありませんが、そこまで堅苦しい場ではないので、楽な服装で参加するとよいでしょう。
ただし、いくら自由だといっても、常識を逸脱した以下のような服装は避けてください。
派遣登録に相応しくない服装の例
- 首元がよれたTシャツ
- タンクトップやハーフパンツ
- 上下のジャージやスウェット
- 露出度の高い服装
これらの服装は、派遣会社の担当者にだらしない印象を与えてしまいます。
正装で行く必要はないものの、清潔感のある服装で参加したほうが、担当者に良いイメージをもってもらいやすくなります。
派遣会社に登録しておくメリット

「派遣登録のやり方はだいたいわかったけど、登録しようかどうか迷う……」とお考えの方には、とりあえず登録だけでもしておくことをおすすめします。
なぜなら、以下3つのメリットが得られるからです。
関連記事:派遣で働くメリット・デメリットとは?正社員との違いも解説
メリット①派遣会社の担当者に相談できる
派遣登録しておけば、派遣業務のプロに悩みを相談することができます。
初めて派遣社員として働く時には、相当な不安が伴います。
「派遣先にうまく馴染めるか心配」「仕事で迷惑をかけてしまったらどうしよう……」など、一度考え始めるとなかなか前向きな気持ちにはなれないものです。
そんなとき、派遣会社の担当者に相談すれば、仕事に関する悩みや不安を解消してくれるでしょう。
また担当者によっては、派遣先に対する労働条件の交渉や職場全般に関わる相談、今後のキャリアプランの提案などを行ってくれる場合もあります。
メリット②非公開の求人を見ることができる
非公開の求人を紹介してもらえるのも、派遣登録しておくメリットといえます。
派遣会社の公式ホームページや求人サイトに掲載されている仕事は、全体の一部に過ぎません。
それぞれの派遣会社は、登録者を対象とした非公開の求人を多数抱えています。
このような求人を紹介してもらって、仕事の選択肢がひろがれば、新たな職場を効率よく探すことができるはずです。
メリット③スムーズに働き始めることができる
あらかじめ派遣登録しておくと、仕事の開始がスムーズになります。
冒頭でもお伝えした通り、派遣社員として働くためにはまず、派遣登録を済まさなければなりません。
登録の手続きには数時間を要するうえ、事前の予約や派遣会社への訪問を含めれば、数日費やすこともあります。
良い求人をみつけたらすぐに応募できるように、派遣登録を済ませて、いつでも働ける状態にしておきましょう。
登録する派遣会社を選ぶ際のポイント

続いて、派遣登録する会社を見極めるうえで、押さえておきたい4つのポイントを解説します。
優良な派遣会社を選び、条件の良い仕事を見つけるのにお役立てください。
ポイント①求人数の多さ
登録する派遣会社を決めるにあたって、まずは求人数を確認しましょう。
派遣会社の公式ホームページで、ご自身が働きたい地域や業種の求人が充実しているかどうか確かめてみてください。
求人数が多いほど、希望する条件の仕事を紹介してもらえる可能性が高くなります。
また口コミや評判から、非公開の求人がどれだけあるかを調べるのもおすすめです。
ポイント②福利厚生の充実度
福利厚生が充実しているかどうかも、登録する派遣会社を選ぶ基準となります。
派遣社員として働く場合、派遣先ではなく、契約している派遣会社の福利厚生が適用されます。
以下は、派遣会社のよくある福利厚生の例です。
派遣会社の福利厚生の例
- 通勤手当
- 社会保険
- 定期健康診断
- 有給休暇
- 特定の施設やサービスの優待割引
- 給料の前払い制度
社会保険や健康診断は法律で定められた福利厚生のため、どの派遣会社でも内容はほとんど変わりません。
優待割引や前払い制度といった、その派遣会社独自の福利厚生に注目してみましょう。
関連記事:派遣社員も社会保険に入れる?加入条件や必要な手続きを紹介
ポイント③選べる雇用形態は豊富か
希望する雇用形態を選択できるかどうかも、派遣会社を選ぶポイントの一つです。
派遣社員の雇用形態は3種類に分けられ、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
人材派遣の雇用形態とメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
有期雇用派遣 (3年を上限とした雇用期間の定めがある) | ・働き方の自由度が高い傾向にある ・求人が豊富にある | ・安定雇用の見通しが立ちにくい ・スキルアップしにくい |
無期雇用派遣 (雇用期間の定めがない) | ・有期雇用派遣よりも収入が安定する ・スキルアップできる | ・昇格はあまり期待できない ・有期雇用派遣よりも仕事の責任が重い |
紹介予定派遣 (雇用期間は最長6か月) | ・契約終了後に、正社員や契約社員として採用される可能性がある ・派遣会社が労働条件の交渉まで行ってくれる | ・必ずしも正社員や契約社員として採用されるわけではない ・事前に書類選考や面接があるので、就業開始までの期間が長い |
上記3つの雇用形態は一長一短で、求職者によって選ぶべき形態も異なります。
ご自身の理想の働き方を実現するためにも、雇用形態の選択肢が多い派遣会社を探してみてください。
関連記事:好条件で働きたい!派遣スタッフが受けられる福利厚生を紹介
ポイント④サポート体制の充実度
希望に沿った仕事に就くためには、サポート体制が整っている派遣会社を選ぶのも重要なポイントです。
サポート体制が充実していれば、職場や仕事の悩み、不安を担当者に相談できるうえに、トラブル勃発の際にも迅速に対応してもらえます。
今後の働き方についてのアドバイスも受けられるので、目標が明確になり、キャリアプランのイメージもつきやすくなるはずです。
また派遣会社によっては、正社員登用の支援まで行ってくれる場合があります。
「とりあえず派遣登録するけど、ゆくゆくは正社員として働きたい」とお考えの方は、このような制度がある派遣会社を選ぶとよいでしょう。
よくある質問

最後に、ホットスタッフへ多く寄せられる、派遣登録に関する質問にお答えします。
登録に費用はかかりますか?
完全に無料です。
派遣登録から就業まで、費用は一切かかりません。
別の派遣会社に登録していても問題ありませんか?
まったく問題ありません。
職業選択の幅を広げるためには、むしろ複数の派遣会社に登録しておくことをおすすめします。
別の派遣会社さまから紹介された求人に関するお悩みも、ぜひご相談ください。
すぐに就業できなくても、登録のみ行うことは可能ですか?
はい、可能です。
可能であれば登録の際、就業可能な時期の大まかな目安だけでもお伝えいただけると、より多くのお仕事をご紹介できるかもしれません。
登録に年齢制限はありますか?
いいえ、派遣登録に年齢制限はありません。
実際にホットスタッフでは、10代から70代まで、さまざまな年齢のスタッフさんが活躍しています。
派遣登録は、簡単な書類の記入と面談だけで完了!求人数やサポート体制が充実している会社を選ぶのがポイント!
今回は、派遣社員が必ず行う派遣登録のやり方とともに、就業までの流れや派遣会社を選ぶ際のポイントを解説しました。
派遣登録は、派遣会社から指定された会場で、書類の記入と面談を行うだけで完了します。
登録が終わると条件に合った仕事を紹介されるので、気になる求人へ応募しましょう。
求人数が多く、サポート体制が整っている派遣会社に登録すれば、希望に沿った求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
「でも、そんな会社どうやって探せば……」とお困りの方は、ぜひホットスタッフにご相談ください。
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